museum as it is (中村好文)

千葉県長生郡長居南町岩撫41

 

「あるがままに」という意味の小さな美術館。

山の中にひっそりとたたずむ、自然体の建物。

弧を描いた竹の塀も感じがいい☆

ここが入り口。木の角材を使った楽しいアプローチ。

シンプルな看板と照明が美しい。

空間に、そのまま展示された作品。

大きな美術館のように、ガラスの中に入れられているわけでもなく、そのまま。

作品を身近に感じることができる。自然スタイル。

上へと続く螺旋階段。空間に楽しさ、期待感を与える。

入場料を払うと、珈琲かお茶を出してくれる。

museumの人と珈琲を飲みながら色々と話しをすることができた。

木の手すりは暖かみがあり、さわり心地がいい。

手に馴染むように丸みを帯びた手すり。素朴な階段。

2階の展示もあるがままに☆

全体はこんな感じ。天上の白い四角はトップライト。

奥には和室がある。壁の和紙の張り方が特徴的。

地窓の障子も雰囲気がいい。

トイレにも作品が展示してある。

だから、トイレに行かないと作品が全部見れない(笑)

そして、さりげなく使いやすい扉の取っ手☆

トイレの入り口とトイレの仕切りに鉄板を使用し、

先端に丸みを帯びた木の取っ手をつけている。さすがです。

テーブルの横には庭が広がっている。

鉄のテーブルと椅子。

雨戸も鉄の寂びた感じが味がある。

建物の外壁は土壁。

土壁なのでひび割れもします。

これが自然体。

 

アルミサッシやサイディング、プラスチック、既製品の建材などは使わない、

自然にとけ込む素材だけを使っている。

自然と向き合い、人間は自然の一部でもあるということを忘れないように!!

と考えさせられる美術館。

中村さんらしく、主張しすぎない、控えめな美術館。

ここで感じることは多いと思います。